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概要

EDIとは

EDIとは、Electronic Data Interchangeの略語で、「電子データ交換」と訳されています。
「異なる組織間で、取引のためのメッセージを、通信回線を介して標準的な規約を用いて、コンピュータ間で交換すること」と定義されています。

トヨタ系部品メーカーの取引構造

完成車両メーカーのEDIがe-かんばんで一本化されているのに対し、部品メーカー間は、自給品、支給品とも発注側独自の仕組みであり、統一されていないのが現状です。


各社独自のEDI、帳票を利用することによる問題点

受注する企業側では、取引先毎に、データの形式やシステムが異なるため、取引先毎に異なる対応をしなければいけません。
また、各伝票についても取引先毎に様式が異なるため、それに合わせ運用する必要があります。


トヨタWG(トヨタワーキンググループ)とは

部品メーカー間部品調達の標準的な運用を提案・構築するために結成されたワーキンググループです。
2010年に発足し、仕組みの構築を進めてきました。

トヨタWG共通EDIとは

トヨタWG共通EDIとは、トヨタWGで検討、構築してきた共通に利用できるEDIです。
トヨタWG共通EDIでは、データの形式、帳票を統一※することで、運用や連携するシステムを共通化することができます。

※標準的な帳票、交換するデータの形式はJAMA(日本自動車工業会)、JAPIA(日本自動車部品工業会)の規格に従い、統一しています。


トヨタWG共通EDIのシステムイメージ

トヨタWG共通EDIでは、Webブラウザによる簡易な受発注機能を利用することができます。
また、通信パッケージを利用することで、各社独自の基幹システムとデータ送受信を行うことができます。
この場合、トヨタWG共通EDI標準フォーマットと自社フォーマットとのデータ変換などの準備が必要になります。